不眠症の簡単なチェック方法、種類や症状などを解説します。また、不眠症以外の睡眠障害についてもご紹介します。

不眠症のチェック方法

不眠症のチェック方法

不眠症であるかどうかチェックする方法として、自分が悩んでいる不眠症の症状からチェックする事ができます。症状からチェックすれば不眠症の種類も同時に知ることができますが、不眠症のチェック方法は症状からだけでなく、毎日の生活からチェックすることもできます。

日中デスクワークが多いか、日の光を浴びる機会が少ないか、寝床に入ってからもスマホやタブレットが手放せないかなど、生活の習慣から不眠症であるかどうかチェックできるのです。インターネットには不眠症のセルフチェックが簡単に行えるチェックシートもあるので、手軽にチェックしたい場合はセルフチェックシートを利用するのもオススメです。

不眠症の症状・種類

不眠症には種類があり、それぞれ症状が異なります。それぞれの症状をより具体的に知りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。多くの人を悩ませている不眠症は種類と症状について詳しく知っておけばチェックも容易になります。不眠症に悩んでいる人もそうでない人も、それぞれの不眠症の症状と種類について、詳しく知っておきましょう。

入眠障害

眠ろうとしているのになかなか眠ることができないタイプの不眠症が、入眠障害になります。入眠障害は不眠の訴えとして頻度が高い種類の一つでもあり、多くの人が入眠障害に悩まされています。

本来眠るべき時間に眠ろうとしても、なかなか寝付けない状態が一定期間続くのが入眠障害の主な症状で、それによって生活に支障をきたしている又は本人が困っている場合に診断されます。入眠障害は上手く寝付けない状態がどれくらいの頻度であるか、どれくらいの期間続いているのかでチェックできます。週に3回以上の頻度で上手く寝付けず、それが3ヶ月以上続いているのなら入眠障害である可能性が高くなります。

中途覚醒

不眠症の訴えとして最も頻度が高い種類といわれているのが、中途覚醒です。一旦寝付けても夜中に何度も目が覚めてしまうという症状になりますが、夜中に目覚めてもすぐにまた寝付ける場合や、症状を感じていても特に困ったりしておらず昼間に眠気を感じることもない場合は問題ないといわれています。

しかし、眠っても夜中に目覚めてしまう状態が一定期間続いており、一度目が覚めると再び寝付くのが難しく、それによって生活に支障をきたしているのなら治療する必要があります。夜中に目が覚めてからもう一度眠れるまで30分以上かかるかどうか、症状によって日中の集中力や精神状態に悪影響が出ているかで中途覚醒かどうかチェックできます。

早朝覚醒

朝早く目が覚めてしまい、もっと眠りたくても眠れない場合は早朝覚醒という種類の不眠症になります。以前より2時間以上も早く目が覚めてしまい、そのあと眠れなくなるという症状があります。

加齢などで朝早くに目が覚めてしまう場合もありますが、本人が不快感などを覚えていないのなら問題ありません。しかし、本来必要な睡眠時間よりも短い時間で起床してしまう状態が3ヶ月以上続いており、それによって生活に支障をきたしている場合は不眠症として診断されます。早く目が覚めてしまう期間がどれくらい続いているか、それによって生活に支障をきたしているかでチェックできるので、心当たりがある方は一度チェックしてみましょう。

熟眠障害

しっかり睡眠時間をとったはずなのに疲れが十分にとれない、朝起きたときに十分眠れた気がしない場合は熟眠障害になります。眠りの質が悪くなってしまうことで浅い眠りが続いており、心身の疲労を十分に回復させることができないというのが熟眠障害の症状です。

睡眠時間だけ見れば正常で、十分な睡眠時間を確保できているように見える種類でもあるため、不眠症だと気付かないことも多いという特徴があります。しっかり眠ったときに熟眠感が得られているかどうかでチェックすることができ、もし熟眠感を得られていないのなら熟眠障害である疑いが強くなります。

不眠症以外の睡眠障害

睡眠障害と聞くと、真っ先に不眠症を思い浮かべると思いますが、睡眠障害は不眠症だけではありません。不眠症以外にも様々な睡眠障害があり、他の睡眠障害が不眠症を引き起こすこともあります。

そのため、不眠症に悩んでいる人は、その他の睡眠障害についても知っておくことをオススメします。どのような種類があるのか、症状はどういったものなのかを知り、その他の睡眠障害がないかチェックしてみましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

不眠症以外で代表的といえるのが、睡眠時無呼吸症候群という種類の睡眠障害です。英語で表記するとSleep Apnea Syndromeになるため、頭文字をとってSASとも言われます。

睡眠時無呼吸症候群は眠っている間に呼吸が止まることで呼吸停止が繰り返され、身体の中の酸素が減り、それによって心拍数が上昇してしまいます。

本来、脳と身体を休めるはずの睡眠中にも大きな負担がかかってしまい、断続的に覚醒した状態になるため、強い眠気や倦怠感、集中力の低下などの症状が引き起こされます。眠っている間の無呼吸はなかなか気付けないため、検査や治療を受けていない潜在患者が大勢いると推計されています。

睡眠時無呼吸症候群は毎晩大きないびきをかいているか、睡眠中に呼吸が止まっていたと指摘されたことがあるかで簡単にチェックできます。睡眠時無呼吸症候群は日中の活動に様々な影響を及ぼし、気付かないうちに様々なリスクが生じる可能性もあるので注意が必要です。

過眠症

睡眠に関する悩みを抱えている人の中には、夜に十分眠っているのにも関わらず日中に強い眠気を感じ、起きているのが困難になるといった症状を感じている人たちもいます。この場合は過眠症という種類の睡眠障害になっている可能性があります。一口に過眠症といっても、不眠症と同じように様々な種類があります。

日中に耐え難い眠気と居眠りを繰り返すナルコレプシー、昼間に1時間以上の居眠りがあり目覚めたあとも覚醒できずに眠気が持続する突発性過眠症、強い眠気を感じる傾眠期が3日から3週間持続し、症状の回復と傾眠期を不定の間隔で繰り返す反復性過眠症などがあります。

過眠症はおおよそ7時間以上の十分な睡眠を取っている、日中に強い眠気を感じる、それによって生活に支障をきたしているといった3つの徴候があります。これらに当てはまるかどうかで過眠症のチェックができるので、一度チェックをしてみることをオススメします。

睡眠時随伴症(パラソムニア)

睡眠障害の中には、眠っているときに何らかの異常行動を示すものもあります。これらの睡眠障害が睡眠時随伴症、別名パラソムニアです。2つの種類に分けることができ、ノンレム睡眠からの覚醒時に起きるノンレム関連睡眠時随伴症と、レム睡眠時に起きるレム関連睡眠時随伴症になります。

ノンレム関連睡眠時随伴症の主な種類は睡眠時随伴症と睡眠時驚愕症です。睡眠時遊行症は夢遊病、睡眠時驚愕症は夜驚症とも呼ばれます。睡眠時遊行症の症状は脳が眠っている状態で身体だけが寝ぼけたように起きて行動するというもので、睡眠時驚愕症は睡眠中に突然パニックに陥って悲鳴や叫び声をあげてしまいます。

レム関連睡眠時随伴症の場合、レム睡眠行動障害という症状があります。この症状は眠っているはずの筋肉が覚醒状態になり、身体も一緒に反応して行動してしまうというものです。患者数は少ないのですが別の病気へ発展する場合もあり、厄介な症状だといえます。